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matsutomo=# \x on-- published 2026-10-05
2026年10月5日無料X でシェア

AIと一緒に、避難訓練のスケッチブックシアターを作ってみた

絵を描くのが苦手でも、AIに頼めば教材は作れるのか。小学校低学年向けの「地震の避難訓練」スケッチブックシアターを、Claudeと一緒に作ってみました。本編12枚・めくりパーツ・台本・印刷用PDFができるまでの流れと、非エンジニアでも真似できる頼み方のコツを紹介します。

AIと一緒に、避難訓練のスケッチブックシアターを作ってみた

はじめに

小学校低学年向けの「地震の避難訓練」スケッチブックシアターを、AI(Claude)と一緒に作りました。絵を描くのが苦手でも、伝え方を工夫すれば、印刷してすぐ使える教材まで仕上がります。

この記事では、AIを仕事に取り入れたい方に向けて、実際のやりとりの流れと、頼み方のコツを紹介します。プログラミングの知識は必要ありません。

できあがったもの

およそ8分で読める、全12枚のおはなしです。印刷すれば、そのまま避難訓練の前に使えます。

  • 本編12枚(A4横):表紙から「おしまい」まで。地震が来たら机の下へ、机がなければダンゴムシのポーズ、揺れが止まったら「おはしも」で避難、という流れです。
  • めくりパーツ3枚:ページに重ねて貼るしかけです。まど・テレビ・たなが「こわれる前→こわれた後」に変わり、立っている子が「ダンゴムシのポーズ」に変わり、「お・は・し・も」の意味が1文字ずつ出てきます。
  • 台本カード:先生が読むセリフと、めくるタイミングをまとめたカードです。ひとつ前のページの裏に貼るので、めくりながら読めます。
  • 印刷用PDF:本編・めくりパーツ・台本の全18ページを1つにまとめたファイルです。
  • ブラウザでめくれるデモ:プロジェクターやタブレットに映して使える版です。

絵はすべて、AIが新しく描いたオリジナルです。

作り方の流れ

やったことは「頼む → 質問に答える → 直してもらう」のくり返しです。

  1. 作りたいものと参考を伝える:「低学年向けに、地震の避難訓練のスケッチブックシアターを作って。わからないことは質問して」と、参考にしたい教材の写真を添えて頼みました。
  2. AIからの質問に答える:合言葉(おはしも)、枚数(12枚・約8分)、サイズ(A4)の3つを聞かれました。選択肢をタップするだけで答えられます。
  3. たたき台を受け取る:12枚の絵と台本が、一度にそろいました。
  4. 気になるところを直してもらう:「めくるしかけを入れたい」「ダンゴムシのポーズに違和感がある」「避難場所を屋外の安全な場所に」と、1つずつ伝えました。
  5. 印刷用にまとめる:最後に「まとめてダウンロードできますか?」と頼み、印刷用のPDFにしてもらいました。

直しのやりとりは5回ほどで、どれも一言で頼めました。

AIに頼むときのコツ

いちばん効いたのは、頼むたびに「わからないことは質問して」と添えたことです。ほかにも、次の5つを意識しました。

  • 「わからないことは質問して」と添える:作る前にAIが確認してくれるので、作り直しが減ります。質問は選択肢で出てくるので、タップで答えられました。
  • 参考は「雰囲気としかけ」を伝えるために使う:既存の教材の絵をそのまま写すことはできません。AIもそこは断ったうえで、太い線やはっきりした色といった雰囲気だけを取り入れ、絵は新しく描いてくれました。
  • 違和感は、うまく言えなくてもそのまま伝える:「ポーズがおかしい。違和感がある」とお手本の写真を添えただけで、どこが変かをAIが考えて描き直してくれました。
  • 直しは1回に1つずつ:「避難場所を変えて」と一言で頼むと、絵のふきだし・台本・まとめのページなど、関係する場所をまとめて直してくれました。
  • 見つからないものは「ない」と言っていい:「貼る用の用紙がない」と伝えたら、別のタブに置かれていた用紙を、見つけやすい場所に移してくれました。

人がやること・気をつけること

AIは作るのが速い一方で、現場に合っているかを判断するのは人の仕事です。

  • 学校のルールに合わせる:避難場所や合言葉は学校ごとに違います。最初は避難場所が「こうてい(校庭)」になっていたので、「屋外の安全な場所」に変えてもらいました。
  • 子どもに伝わるかを確かめる:低学年が読めない漢字にはふりがなを付けてもらいました。台本にも「おくがいは、たてもののそとのことだよ」という説明を入れています。
  • 著作権に気をつける:参考にした教材の絵や文章は使わず、オリジナルで作ることを前提にしました。
  • 最後は紙で確かめる:画面と紙では見え方が変わります。印刷して、一度読み合わせてから使います。

使った道具とかかった手間

紙の教材だけなら、AIとプリンターがあれば作れます。

  • Claude(Anthropic のAI):チャットで依頼しました。ページを並べて見られる画面に作ってもらい、そのまま直しを頼めます。
  • プリンター:A4横・片面で印刷しました。
  • A4のスケッチブック、はさみ、のり:本編とめくりパーツを貼るのに使います。
  • デモ版の公開(任意):Cloudflare というサービスで公開しました。エンジニア向けの作業なので、紙の教材だけ使う場合は不要です。

かかった時間:2時間ほど

おわりに

教材づくりは、AIに任せやすい仕事のひとつです。最初の一言は「〇〇を作って。わからないことは質問して」で十分でした。

まずは、次の行事や授業で使う小さな教材から試してみてください。AIが作ったたたき台に、現場の目で「ここが違う」と伝えるだけで、ぐっと使える形になります。

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