
30分相談が終わった直後、多くの人が同じところで止まります。「話は整理できた。で、来週どうする?」
結論から言うと、相談の価値は30分の中だけでは決まりません。そのあとの7日で、一点を現場の仕事に落とせたかどうかで決まります。この記事では、相談直後に起きがちな不安と、最初の7日でやることを整理します。
相談直後に起きがちなこと
予約前の不安は「何を話せばいいか分からない」です。予約後の不安は別物です。
- 宿題が多そうで、また自分の時間が溶ける
- 「伴走」と言われても、来週の予定が想像できない
- 契約の話に一気に進みそうで身構える
どれも自然です。ただ、ここで止まる必要はありません。最初の7日は、大きな契約の準備期間ではありません。一番重い一点を、現場の仕事に触れる大きさに切り直す期間です。
7日でやること(やらないこと)
やることは三つだけです。
1. 一点を一文にする(1〜2日)
相談で出た話を、全部やらなくてよいです。次の一文に落とします。
いま一番止めたいのは、この業務のこの詰まりだ。
入口/品質/引き継ぎのどれに近いかまで言えると十分です。まだぼんやりしていても、7日のあいだにシャープにします。
2. 最小の次の一手を決める(3〜4日)
「全社のAI戦略」は書きません。代わりに、次のどれか一つだけ選びます。
- 現場で使う入口を1つ決める
- 人が必ず見る箇所を決める
- 詳しい人がいなくても回る手順を1枚にする
ここでの成功は、資料の厚みではありません。いつもの仕事の流れの中で、一度でも触れたかです。
3. 続ける/小さく試す/見送るを仮置きする(5〜7日)
7日の終わりに、次の分岐を仮置きします。
- 続ける — 伴走の最初の範囲が見えた
- 小さく試す — まず一人でも翌朝から回る最小の仕組みから
- 見送る — いまは優先度が合わない(これも判断です)
「見送る」を選択肢に残しておくと、相談後のプレッシャーが下がります。無理に進めるより、判断が早い方がお互いにとってよいです。
7日でやらないこと
次は、この7日のスコープ外です。
- ツール比較の再開
- 大きな要件定義
- 成功談の収集
- 全社展開の計画
これらは一点が動いてからで十分です。相談後にやりがちなのは、不安を埋めるための「調べ直し」です。調べ直しは安心には見えて、現場は動きません。
伴走に進むときの見え方
伴走に進む場合でも、最初から全部を預ける必要はありません。見え方はこうです。
- 7日で切った一点を、現場観察の起点にする
- 小さく動く実装は、その一点の中だけでやる
- 成果は利用・負荷・再現で見る(デモの枚数ではない)
「30日で何をするか」は別の話です。ここでは、30分のあとに空白をつくらないことだけを目的にします。
次の7日を設計する
もし今、相談の前後で「来週どう動くか」がぼやけているなら、ツールを足す前に7日の設計をしてください。一点、最小の一手、分岐の仮置き。この三つがあれば、伴走に進んでも、いったん見送っても、判断の材料が残ります。
次の7日を一緒に設計するなら30分から。
¥5,500 / 30分 → https://matsutomo.dev/consult
